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横浜シュタイナー学園では

はじめに

横浜シュタイナー学園は2005年4月、横浜市でも緑の多いここ霧が丘に開校しました。
ルドルフ・シュタイナー(1861〜1925)によって提唱されたシュタイナー教育は、子どもが意志、感情、思考において調和のとれた人間として成長することを目的とし、そのために、人間の心身の発達段階に応じた独自の教育を行っています。

シュタイナー教育では、7歳から15歳までを、豊かな感情を育む時期と捉えています。この時期の子どもたちは、単に知識を詰め込まれ、他人と比べられる中で勉強するのではなく、芸術的な教授法を通して「世界は美しい」という感動と喜びをもって学ぶことが大切です。こうした学びの積み重ねが、社会に出たときに、また生涯にわたって自ら学んでいこうとする力の基礎となっていきます。

横浜シュタイナー学園では、九年間一貫して受け持つ担任とともに全教員が一丸となり、一人ひとりの子どもをかけがえのない存在と考え、その成長を見守ります。さらに、子どもが安心し、伸びやかに成長できる場を支えていくために、教員と保護者は、共に問題を解決し前向きに進む共同体づくりを行っています。

〜芸術的な教授法を通して、生き生きとした授業づくりを真摯に目指し、共同体を通して、子どもたちのためのよりよい学びの場を創っていくこと〜  それが、新しい教育を担っていくわたしたちの課題です。

「子どもたちを、肉体の面では健康で強壮な人間、心の面では自由な人間、精神の面では明晰な 人間にすることがこの教育の目指すところである。」R.シュタイナー

一貫した人間観・教育理念

教員会は一貫した人間観・教育理念の元で連携し、全力で子供の教育にあたります。

シュタイナー教育における人間観・教育課題への認識を深める努力が全ての教員に求められています。毎週行われる教員研修や担任・専科のそれぞれの見地から、長期的な見通しを持って一人一人の子どもについて多角的に話し合うことが、日々の実践に生かされています。

9年間担任持ち上がり制

9年間担任持ち上がり制を実施します。

1年生から担任を受け持つ教師は9年生(中学3年生)までの長期にわたって指導に当たります。長い時間をかけて一人ひとりの子どもと向き合い成長を見守ることは「感情の教育」の時代にある子どもの教育を実践する上で大変重要なことです。

独自のカリキュラムを実践

シュタイナー学校ならではの独自のカリキュラムを実践しています。

毎朝、最初に2時間(100分間)に同じ教科を数週間にわたり集中的に学びます(エポック授業)。このことによって子どもたちは「次の時間は算数、その次は社会・・・」と一日のうちに絶え間なく別の領域に放り込まれることから開放されます。また、いくつかの教科はしばらく休ませて一定期間後に続きを行うとより深い学びが得られるものがあり、こうした教科がエポック授業で取り上げられます。これに続き、外国語・音楽など、持続的に行う必要がある教科、またシュタイナー学校独特の「オイリュトミー」や「手の仕事」など、頭より身体に働きかける教科が決まった曜日に継続して行われます。そして、それぞれの教科は細切れではなく有機的につながるように教員相互で協力していきます。

「感情の教育」の時代の子ども(7歳〜14歳)にとって全ての授業が芸術にひたされたものであることが大切です。どの授業内容も、「教え、詰め込む」ことによってではなく、音楽的なもの、詩、理にかなった動き、色彩や形を体験させることによって子どもの心に届くようにしていきます。芸術的なものに浸され、心で感じることによって子どもは「世界は美しい」ということを学んでいき、これが次の「思考の時代」(14歳〜21歳)につながる力となります。